【なぜ人材育成の仕組みは組織に根づかないのか】刊行
「なぜ人材育成の仕組みは組織に根づかないのか」を刊行しました。
人材育成は企業の経営課題として認識されています。しかしながら多くの企業は、共通したいくつかの問題によって、その実行が阻害されています。さて、どんな問題があるのでしょうか?
本書の一部を抜粋して紹介します。
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優先順位のマトリクスを確認してみましょう。
*優先順位のマトリクス
ビジネスパーソンは第1領域の課題に集中して活動します。課題の緊急度・重要度は高いのですから当然と言えば当然です。加えて直接的な指示はなくても、経営トップを含むビジネスリーダーは、第1領域の課題に関心を持っていると、ビジネスパーソンは推定しています。
第1領域の課題には、「目先の売り上げ・利益」「トラブル・アクシデント」「緊急事態」などが挙げられます。
そして人材育成は、基本的に第2領域に属します。
重要だと認識されてはいますが、緊急度は低いのです。そのため多くのビジネスパーソンは、人材育成の行動を後回しにします。
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いかがでしたでしょうか。よくあることだと思います。
本書は筆者の経験と人材育成に携わる人々との交流から、人事育成の問題を取り上げ、その解決策をコンパクトにまとめました。
【目次】
第1章:人材育成を企業文化に根づかせる
第2章:意味のある教育企画とは
第3章:効果を上げる人材育成の仕組みづくり
第4章:教育カリキュラムを機能させる運用のポイント
人材育成は全従業員の仕事です。
本書は成果を上げる人材育成を考える材料となりますので、皆さんの役割や立場に応じて、本書を活用してください。